フシミ書房 対戦 配信ページ

2012年5月1日 対戦の配信

配信の公開は終了しました。
次回の配信をお待ちください

次回の配信は6月末を予定しています

◆「火土:侍&モンク」

今回最初に紹介するのはこちらのデッキです。

●サンプルデッキ:「火土:侍&モンク」

カード番号 カード名 枚数
フォワード(26枚)
【11-064L】 《アーシュラ》 3
【9-075R】 《ヤン》 3
【8-019C】 《マッシュ》 2
【11-003R】 《カイエン》 3
【8-138S】 《ヒエン》 3
【8-004R】 《イロハ》 3
【11-015L】 《ブラスカの究極召喚獣》 3
【9-014L】 《ネール》 2
【5-011H】 《朱雀のルシ シュユ》 1
【8-006L】 《クラウド》 1
【10-127H】 《シトラ》 2
バックアップ(17枚)
【2-089C】 《モンク》 3
【8-087C】 《モンク》 3
【11-079C】 《モンク》 3
【3-096R】 《リディア》 1
【8-137S】 《ゴウセツ》 3
【7-009C】 《侍》 3
【7-017H】 《ミース》 1
召喚獣(6枚)
【2-087R】 《統制者ハシュマリム》 3
【9-068H】 《ドラゴン》 1
【2-019R】 《魔人ベリアス》 2
モンスター(1枚)
【8-080C】 《プーマ夜光》 1

●デッキのキーカード
この「侍&モンク」は、前回紹介した「忍者」デッキと同じく【ジョブ】のシナジーに注目したデッキです。
そのうえで今回は、一度に複数の【ジョブ】に注目したデッキとなっています。

当然キーカードになるのも【ジョブ(モンク)】と【ジョブ(侍)】に関わるカードということで、このデッキのキーカードは【11-064L】《アーシュラ》と【11-003R】《カイエン》です。

 

まず【11-064L】《アーシュラ》ですが、彼女はフィールドに出たときブレイクゾーンにあるコスト2以下の【ジョブ(モンク)】か【カード名(モンク)】を1枚フィールドに出すことができます。

フォワードだけでなくバックアップも出せるので、ゲーム序盤から少ないコストでフォワードとバックアップを同時に展開するというアグレッシブなプレイをすることができます。
冒頭で土属性は防御に長けた属性だと話しましたが、【11-064L】《アーシュラ》は攻撃の面でも優れた性能を持つカードです。

もちろん、防御面でも【11-064L】《アーシュラ》はポテンシャルを発揮します。
もう1つのアビリティは他の【ジョブ(モンク)】か【カード名(モンク)】1枚をブレイクゾーンに置くことで、【11-064L】《アーシュラ》のパワーを+4000しブレイブを与えるか、【11-064L】《アーシュラ》のパワーに等しいダメージをフォワードに与えるというもの。

ブレイブを付与することでアタックしつつ次のターンブロックに回れるだけでなく、相手がダメージを与えようとしてもパワーを上げて回避することができます。

また、他の【モンク】が狙われたとき、そのカードをコストに【11-064L】《アーシュラ》のアビリティを使うことで、疑似的に相手のアクションをいなすこともできます。

そしてもう1つのキーカードが【11-003R】《カイエン》
こちらはフィールドに出たときにデッキから【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】のカードをサーチできるアビリティを持っています。
【11-003R】《カイエン》もバックアップをサーチできるので【11-064L】《アーシュラ》同様、序盤の展開を支えるにはもってこいです。

さらに【11-003R】《カイエン》は【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】がアタックしたとき、自分のコントロールしている【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】1体につき1000ダメージを相手のフォワード全員に与えるアビリティを持っています。

【ジョブ(侍)】か【カード名(侍)】がパーティーアタックしたときは、このアビリティが同時に発動するため、簡単に相手のフォワードを除去することができます。

この2枚を使って序盤の展開を安定させつつ、相手のフォワードをブレイクしていくのがこのデッキの狙いになります。

●プレイのコツ
さて【ジョブ】シナジーに注目したこの「侍&モンク」ですが、キーカードの方向性こそ同じもののどちらも単独で十分に強いカードで、あえて2つの【ジョブ】を同居させる理由はあまりないように見えます。

ですがこのデッキにはもう1枚、2つの【ジョブ】を繋ぐキーカードがあります。

それが【2-087R】《統制者ハシュマリム》です。

 

このカードはジョブか属性を1つ指定して、ターン終了時まで自分のコントロールするフォワードに指定したジョブか属性を与えるという効果を持ちます。
このカードを使って、状況に応じて好きな【ジョブ】シナジーの恩恵を受けようというのがこのデッキの真のコンセプトなのです。

たとえば、相手のアクションに対応してフォワードを【ジョブ(モンク)】にすることで【11-064L】《アーシュラ》のアビリティで相手の行動をいなしたり、【11-003R】《カイエン》のアタック時のアビリティに対応して味方全員を【ジョブ(侍)】にすることで簡単にダメージを底上げすることができます。

さらにこのデッキには必殺技として【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》が採用されています。

【2-087R】《統制者ハシュマリム》【ジョブ(モンク)】を与えた【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》を【9-075R】《ヤン》のアビリティで選ぶと、【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》はアタックしたときに自身のパワーぶんのダメージを与えられるようになります。

 

付与されたアビリティで【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》がフォワードをブレイクすると、もう1度アタックできるようになります。

再度アタックすると【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》はまたフォワードにダメージを与えられるので、アビリティでブレイクできる相手のフォワードの数だけ【5-011H】《朱雀のルシ シュユ》がアタックできるというコンボが成立します。

コストこそかかるものの、決めればほぼ勝ちと言える必殺コンボなので狙ってみるといいでしょう。

そして実はもう1つ、このデッキには【ジョブ】シナジーが採用されています。

それが【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》を使った【ジョブ(召喚士)】シナジーです。

 

フォワードが2体いる状態で【2-087R】《統制者ハシュマリム》で【ジョブ(召喚士)】を宣言するだけで簡単に10000ダメージを与えられるうえ、【8-080C】《プーマ夜光》で【11-015L】《ブラスカの究極召喚獣》を回収すれば、そのターン中であれば複数回アビリティを使えます。

メインギミックではない、いわゆる小テクですが、覚えておくとさらにデッキを楽しめるギミックと言えるでしょう。

●カスタマイズ案
今回のデッキは攻めることを意識したビルドでありながら、細かなテクニックを忍ばせたコンボ性の強い構築でした。

どちらも単独で完結するギミックなので、デッキを切り分けてそれぞれの長所を伸ばしてみたり、さらに別の【ジョブ】を参照するギミックを採用してみるのもおもしろいかもしれません。

「Opus XII ~クリスタルの目覚め~」では以前紹介した【12-012L】《テンゼン》や、ユーザープレビューで紹介された【12-070C】《モンク》など、【ジョブ(侍)】と【ジョブ(モンク)】にまつわるカードも収録されるようなので、さらにビルドの幅は広がるでしょう。